スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ:スポンサー広告
--.--.-- --. --:-- -edit-
Trackback -- /
Comment --
「カナクのキセキ」3巻感想 ※ネタばれ有
「カナクのキセキ」3巻読了~。

表紙が"どっちにするの?"的に見えてしまった邪な私を許して欲しいw
さて、カナクのキセキはもうこの表裏の話がクロスオーバーする形式が
通常といっていいのかな?
今巻は表ルートとしては
黒夢の魔王となったカナクを元に戻すため旅立つネウがメイン。
裏ルートとしては
数々の因縁を作り出してきたリーゼの過去の話でした。
ようやく確信したけど、この構成は結構好きですわ。
それぞれの話がどこかで交わることを期待させるので、
ページをめくるのが楽しくなります。
さてまずは表の感想。
好きだからという純粋な気持ちでカナクを救おうとするネウ。
行動力は人一倍だけど、旅の中でまだまだ弱い自分を感じることも多い様子。

でもネウの場合、自分の感情に素直なところが魅力だし、
旅をする仲間もネウのそういうところに助けられることも多かったように感じますね。
そんなネウに今回一番勇気をもらったのが、カナクの親友レニウス。
レニウスとリリルの2人らしい純愛が描かれたけど、
ネウの後押しを受けたからこそだろうしね。
自分の気持ちだけで思い悩んだレニウスに対して、
女性たちの自分の気持ちをどこまでも貫く強さは清々しささえ感じるw
やっぱりこの作品の女性は強い!
強い女性つながりで今回活躍したのが、再登場のヤヒロ。

ソーン音楽団の意外な現状には驚いた上に、
最後にはソーン自身が謎の行動をとっていたりと予想が立て続け。
ヤヒロの強さの秘密も気になるところです。
物語としては、カナクに対抗するために銀獣人であるライカをオリヴィアの下へ招致。
影砲士としての育成準備が整いました。
ライカが影砲士としてカナクに対抗できるまでにどれくらいかかるのかが、
ネウがカナクを元に戻す方法を探すための猶予期間となるのでしょう。
いい意味でオリヴィアの想定を裏切れる結果をネウがもたらしてくれることに期待。
では次は裏について。
カナクのキセキのこの構成に慣れてきたこともあって、
裏の姫様がリーゼであることは消去法で予想がついてしまいました。
そういう意味でインパクトは薄かったのですが、
リーゼという存在がどのようにして産まれたかを知ることは
今後読む上で重要となりそうです。

17歳をすぎた頃から様々な欲が消えていくイストリアル人。
諍いのない世界といえば聞こえはいいけど、
人を好きになることさえもなくなるのはどこか悲しいもの。
そんな世界でまだ恋心を抱けるうちにと、気持ちを打ち明けたリーゼ。
だがその恋は想い人の死という形で引き裂かれてしまう。
その後も親である王から無情とも思える指令が下され、
失意の心を黒晶石の影響に侵されてしまう。
リーゼ視点では、カナクのキセキの世界構成がまずひとつの着目点でしょうか。
夢魔や黒晶石が存在する理由なんかをざっくり理解。
もうひとつは、リーゼが操ってきたカナクとユーリエが歩んできた道の数々。
運命に弄ばれたかのような2人の出会いや別れが、
全てリーゼによってもたらされたものだというのはなんともやるせない。
ひとつ希望があるとすれば、リーゼが夢とはいえ過去のユーリエと対面していること。
過去にいけるというのはまんざら嘘ではないかもだし、
夢魔を集めて力とすれば、夢ではない実際の世界で過去までいける可能性はある。
カナクがどこまで考えてリーゼと共にいるのかは気になります。
あとがきによると、カナクのキセキは序破急でいう序が終わり、
次巻から破に突入とのこと。
伏線いっぱいですが、ざっくりとした下準備というか勢力図的なものが出来上がった感じがします。
ここから誰がどのように動き始めるのか。
次巻からの展開に注目したいです。

表紙が"どっちにするの?"的に見えてしまった邪な私を許して欲しいw
さて、カナクのキセキはもうこの表裏の話がクロスオーバーする形式が
通常といっていいのかな?
今巻は表ルートとしては
黒夢の魔王となったカナクを元に戻すため旅立つネウがメイン。
裏ルートとしては
数々の因縁を作り出してきたリーゼの過去の話でした。
ようやく確信したけど、この構成は結構好きですわ。
それぞれの話がどこかで交わることを期待させるので、
ページをめくるのが楽しくなります。
さてまずは表の感想。
好きだからという純粋な気持ちでカナクを救おうとするネウ。
行動力は人一倍だけど、旅の中でまだまだ弱い自分を感じることも多い様子。

でもネウの場合、自分の感情に素直なところが魅力だし、
旅をする仲間もネウのそういうところに助けられることも多かったように感じますね。
そんなネウに今回一番勇気をもらったのが、カナクの親友レニウス。
レニウスとリリルの2人らしい純愛が描かれたけど、
ネウの後押しを受けたからこそだろうしね。
自分の気持ちだけで思い悩んだレニウスに対して、
女性たちの自分の気持ちをどこまでも貫く強さは清々しささえ感じるw
やっぱりこの作品の女性は強い!
強い女性つながりで今回活躍したのが、再登場のヤヒロ。

ソーン音楽団の意外な現状には驚いた上に、
最後にはソーン自身が謎の行動をとっていたりと予想が立て続け。
ヤヒロの強さの秘密も気になるところです。
物語としては、カナクに対抗するために銀獣人であるライカをオリヴィアの下へ招致。
影砲士としての育成準備が整いました。
ライカが影砲士としてカナクに対抗できるまでにどれくらいかかるのかが、
ネウがカナクを元に戻す方法を探すための猶予期間となるのでしょう。
いい意味でオリヴィアの想定を裏切れる結果をネウがもたらしてくれることに期待。
では次は裏について。
カナクのキセキのこの構成に慣れてきたこともあって、
裏の姫様がリーゼであることは消去法で予想がついてしまいました。
そういう意味でインパクトは薄かったのですが、
リーゼという存在がどのようにして産まれたかを知ることは
今後読む上で重要となりそうです。

17歳をすぎた頃から様々な欲が消えていくイストリアル人。
諍いのない世界といえば聞こえはいいけど、
人を好きになることさえもなくなるのはどこか悲しいもの。
そんな世界でまだ恋心を抱けるうちにと、気持ちを打ち明けたリーゼ。
だがその恋は想い人の死という形で引き裂かれてしまう。
その後も親である王から無情とも思える指令が下され、
失意の心を黒晶石の影響に侵されてしまう。
リーゼ視点では、カナクのキセキの世界構成がまずひとつの着目点でしょうか。
夢魔や黒晶石が存在する理由なんかをざっくり理解。
もうひとつは、リーゼが操ってきたカナクとユーリエが歩んできた道の数々。
運命に弄ばれたかのような2人の出会いや別れが、
全てリーゼによってもたらされたものだというのはなんともやるせない。
ひとつ希望があるとすれば、リーゼが夢とはいえ過去のユーリエと対面していること。
過去にいけるというのはまんざら嘘ではないかもだし、
夢魔を集めて力とすれば、夢ではない実際の世界で過去までいける可能性はある。
カナクがどこまで考えてリーゼと共にいるのかは気になります。
あとがきによると、カナクのキセキは序破急でいう序が終わり、
次巻から破に突入とのこと。
伏線いっぱいですが、ざっくりとした下準備というか勢力図的なものが出来上がった感じがします。
ここから誰がどのように動き始めるのか。
次巻からの展開に注目したいです。
![]() | カナクのキセキ3 (富士見ファンタジア文庫) (2011/10/20) 上総 朋大 商品詳細を見る |
« 「本日の騎士ミロク」9巻感想 ※ネタばれ有
「セキレイ」12巻感想 ※ネタばれ »
コメントの投稿
この記事に対するコメント
トラックバック
| h o m e |