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「3月のライオン」8巻感想 ※ネタばれ有 

「3月のライオン」8巻読了~。

20121216_01.jpg

"戦い続ける事"、その重さを問いかける第8巻。
誰のために戦うのか、何を求めて戦うのか。

まずは新人王となった零と宗谷名人との記念対局。
中学生でプロになった人同士というだけでなく、
お互いどこか通じるような、共有できる何かを持っているような2人。

20121216_02.jpg

結果は零の負けとなってしまったけど、
負けても清々しい感覚でいたり、けれど一手一手が忘れられなかったりと
自身で説明のつかない気持ちが残った対局となった様子。
それは宗谷名人の雰囲気が相手にそういう気持ちにさせることが要因なのか、
宗谷名人と零に通じるものがあるからなのか。

後の島田八段との会話からみるに、
宗谷名人との対局は相手を楽しくさせる何かがあるようですけど、
なんとも不思議な人物のようですね。

そんな宗谷名人の雰囲気の一旦となっているのが、
難聴?であること。
聞こえたり聞こえなかったりしている状態が10年続いていて、
それがほとんど周りにばれていないというのもなんともすごい。
それだけ宗谷名人が周囲と隔絶しているとも言えます。

宗谷名人は一体何を思い将棋をさしているのか、
何と戦っているのか、それはまだ見えてきませんが
宗谷名人に近づくのが零であったら面白いと思います。

そんな記念対局の後の嬉しいニュースが、二階堂復帰の報。

20121216_03.jpg

C1に上がったのに不戦敗が続いて落ち込んでいるかと思いきや、
復帰戦で新手を披露しての勝利。
周りの人間の心配を払拭して余りある二階堂、
一生ものの持病との戦いを抱えているとは思えないその姿は、
零に安心を与えると共に、勇気ももらえたのではないかな。

島田といい二階堂といい、島田研究室は本気で命かけてますね。。

さてさて、戦うことを描く8巻は更に重みを増していきます。
柳原棋匠と島田八段の棋匠戦。
永世のかかる柳原と、初タイトルなるかの島田。
読者的にはもうそろそろ島田八段を勝たせてあげてって思いましたが、
現役最年長の柳原の将棋人生たるが凄まじい執念を見せました。

20121216_04.jpg

お互い必勝の一手が何度あったのか、
それくらいの接戦を制したのは経験とか頭脳というよりは
そこに何としてでもしがみつこうとした柳原棋匠の意地の勝利だったように思えました。

背負ってきたものがなければ諦めていたかもしれない島田八段の一手を
打ち破る更なる一手、これは経験だけでは出てこないものだったのでしょう。
零や二階堂も、島田ですら驚きの手だったみたいですし、
66歳にして生み出す力を持っているとか、
このお爺さんまさに化け物級ですw

そしてこの先もまだ戦い続けるのでしょう。
パワフルですねw

将棋の世界を離れて"戦い続ける事"で描かれたのは、
いじめで転校してしまったちほちゃんのその後。

心の傷は少しずつ回復しているように見えても、
傷を与えたきっかけを喚起してしまうと動きが止まってしまう。
その傷を与えた人間が何の罰も受けずにのうのうと暮らしているかと思うと
やっぱり腹が立ってしかたありませんね。

ちほが時間をかけて傷を癒しても、
ちほの周りの人間がちほと共に歩み続けても、
再びいじめた張本人達と再会したり、思い出したりすると
そのたびに傷を受けたことを思い出したり、最悪再び傷をえぐられるかもしれない。
そういった恐怖とも戦わないといけないなんてのは苦しすぎます。

前巻でいじめのことは一旦収束した感じでしたが、
今どうなのかをきっちり描かれたことで、
この作品で伝えたいことが何なのかがより伝わってきた気がしました。

裏表紙で"様々な人間が、何かを取り戻していく優しい物語"とありますが、
私には生きることの厳しさが詰まった作品に思えます。

戦って苦しんで、それでも戦った先にようやく少しの幸せをつかむことができてる人々、
そんな彼らを見て、自分も戦う力をもらえた気がするし、
物語の主人公だから頑張れるのではなく、自分もできるんだと思える気がする。
甘えのない、けれど確かな優しさがある。
そんな風に感じた1冊でした。

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テーマ: 雑記

ジャンル: サブカル

カテゴリ:コミック

2012.12.16 Sun. 20:55 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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