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「ココロコネクト-アスランダム-」下巻感想 ※ネタばれ有 

「ココロコネクト-アスランダム-」下巻読了~。

20130405_01.jpg

ついに本編完結!
表紙の構図が、上巻を違う角度から見てる感じになってるのが、
上下巻構成の繋がりを感じさせて秀逸。
下巻は400ページと中々n厚さですね。

さて本編。

ふうせんかずらの手で孤立空間に向かった文研部。
学校を舞台としたその空間は、外に出ることができず、
100人以上の生徒全員が何かしらの現象に見舞われていた。
しかも、彼らはちょっとした災害程度の認識しか持っていないなど異常すぎる。

20130405_03.jpg

想像していた悲惨さが最初は見れなかったものの、
元の世界で現象にあっていた陸上部や1年のグループを筆頭として、
現象下に長時間いることで生まれる脅威を実感し始めることに。

そんな中、生徒たちをまとめる立場として頑張ったのが
生徒会長の香取譲二。

20130405_04.jpg

文研部、特に稲葉とは意見があったり合わなかったり。
諸々の事情を知っているからこそ立ち回りに気を配る文研部と、
他の人とは違う立場にいることで文研部をどこか疑いの目で見る香取は
探り合い、牽制し合う形となっていってくのも面白いとこでした。

とはいえ、面白くはあるものの、
全てを明かすことのできない制約の中での不自然な立ち回りが
生徒たちの不信を買ってしまう展開になったのは
モヤモヤした気持ちにさせられましたね。

記録を失わずに孤立空間を終わらせるためには
全員の気持ちを一つにしないとならないのに、
状況だけがどんどん悪くなっていくので
ここから挽回できるのか?なんて気持ちも湧いて来たり。

とまぁ、そこを打開したのは友情であったり愛情であったり。
そういう気持ちを壊されそうとしている中で、
やはりそこを盾に立ち向かうってのがココロコネクトならでは。

きっかけは太一が1人1人と向き合うことに気づいたこと。
曖昧な言葉をばら撒いても届かなかった気持ちが、
その人に向けたものであれば届く言葉もあるってのは素敵な考え方だと思いました。

そこから一気に状況を転換させた雪菜の言葉や、
自分の殻を破った藤島麻衣子の真骨頂となる演説であったりは、
そこまでのうっ憤を綺麗を晴らしてくれました。

20130405_05.jpg

とりわけ雪菜の行動は胸にぐっとくるものがありましたね。
元の世界からずっと現象に合い、仲間たちが次々を強制終了させられ一人きりになり、
孤立空間で誰よりも傷ついていた女の子。

雪菜にとってはどこまでもボロボロでまさに孤立した状態から、
自分1人でも絆を信じることを諦めないと立ち向かうという強さを見せてくれたのは
もしかしたらお互いに支え合ったからこそ絆を強固なものにした文研部より、
余程強い気持ちが必要だったように思えます。

雪菜だけでなく渡瀬や中山といったクラスメイトたちが
太一たちを信じようと勇気を出してくれたのもよかったです。

藤島覚醒はちょっと笑いを誘うものもあったけど、
だからこそマイナス展開をいっきに転換するにふさわしい役割を演じてくれました。
ココロコネクトの名脇役は彼女だと言っていいでしょうw

ところが…全員の気持ちをひとつにしたような感じになって、
孤立空間が壊れて、文研部の記録はやっぱり消えますみたいな展開になったときは、
さすがにうえぇ~??って感じになりましたw

そこから描かれる、ふうせんかずらの試練がなかったらこうなってたかもしれないIFの現実。
悪くないけど、特別な何かもないっていうのが、
文研部だとものすごく違和感がありました。

そこを打破したのが、ふうせんかずらの種だったというのが中々の皮肉w
孤立空間へ行く前の下準備の成果でしたが、
たしかにこれは感情を喚起する鍵となるアイテムですね。

生命を消すことはできないという点を利用していたり、
ふうせんかずら自身が記憶を呼び起こすきっかけとなるように
最後の最後で予防線まではってたなど、奇跡とも必然ともいえるでしょう。

後輩たちが動き、莉奈と出会って太一に繋がり、文研部の2年全員に繋がりといったのも
まさに人の繋がりが生み出した展開。

最後の最後までみんながどこかで繋がっているという形を見せてくれたのは
本作のテーマでもあるでしょうが、読者としても本作の魅力を最後まで
感じることができてうれしい点でもありました。

太一と稲葉は愛の力全開でしたが、このバカップルっぷりも微笑ましいですw

というわけで本編完結ココロコネクト。
まさに人の心の繋がりの素晴らしさを感じることができました。
温かいだけではなく、暗い面も沢山ありました。

最初から仲のよかった文研部も、大切な仲間にすら言えない気持ちを抱えていたり、
藤島のような完璧に見える人間も弱さを持っていたり、
恋愛に一喜一憂している友人や、もっと単純に日常に抱える不安をもっている人たちなど。
そういった感情は普通自分の内に抱えたままになることが多いかと思います。

ココロコネクトはそこを超常現象で暴き、晒し、打ちのめすことで
今ある絆を破壊して再構築するかのような、中々乱暴な面もあったでしょう。

だからこそ、登場人物の抱えているものの重さが伝わりましたし、
それを踏まえて一緒にいたいという仲間たちが
どれだけかけがえのない存在になっていくかの過程を一緒に感じることができました。

20130405_02.jpg

とはいえ、現実問題として本作のようには中々いかないでしょう。
そこで、フィクションだからとあきらめてしまうのか、
彼らのようにと憧れて、現実でもこうありたいと行動するかは読者次第。

作中にもありましたが、理想を追い求めていきたいものですね。

蛇足かもですが、青臭いのがこれほどしっくりくる作品も珍しいかもしれませんw
とにもかくにも正直短くてもっと読みたい気持ちにさせてくれるくらい
本作は面白かったです。

まだ短編はでるようですが、本編としては完結ということなので
短編では日常の話が描かれるのでしょうか。

魅力的なキャラが多く、特に今巻では文研部以外の活躍が目立ったので、
サブキャラにスポットをあてた話があるのを楽しみにしたいと思います。

ココロコネクト アスランダム下 (ファミ通文庫)ココロコネクト アスランダム下 (ファミ通文庫)
(2013/03/30)
庵田 定夏

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テーマ: 雑記

ジャンル: サブカル

カテゴリ:ラノベ

2013.04.05 Fri. 22:33 -edit- Trackback 0 / Comment 0

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